dポイント投資には「アクティブ」と「バランス」の2コースがありますが、どちらを選ぶかは個人の裁量に委ねられます。
しかし詳細な部分については公式ページから簡易に表示されているわけでもないため、この記事では私の視点から見たオススメのコースを紹介します。
まず最初に結論から記述いたしましょう。そして今までのdポイント記事のリンクを以下に貼っておきます。
■アクティブコースをお勧めします
私は基本的に「アクティブコース」をお勧めします。理由は「バランスコース」では債券の割合が多すぎて、ディフェンシブすぎるからです。
あともう一点挙げられるのが、dポイント投資自体はポイントを投入することになるため、ポイントは貯めづらいという特性上、結果として投入金額が少なくなるため受けるリスクが少ないという視点によるものもあります。
今回に関してはこの2点に絞って説明しますが、その前に説明したいことがあります。ですが面倒であれば飛ばしても大丈夫です。
まず2つのコースの中には、グロース・インカムという概念があります。下記の通りとイメージして頂ければ良いでしょう。
- グロース → 株式 (リスク高め。つまり価格変動が大きい)
- インカム → 債券 (リスク低め。つまり価格変動が小さい)
そして2つのコース別に割合があり、以下の通りになります。
コース名 | グロース比率 | インカム比率 |
アクティブコース | 80% | 20% |
バランスコース | 45% | 55% |
アクティブコースであれば株式が80%と、リスクは多めです。プラスにだってマイナスにだって大きめに振れるでしょう。債券は20%と少なめになりますが、個人的な見方ではバランス良く配分されていると思ってます。
バランスコースも株式は45%と少なくはありませんが、債券の比率が55%となり、防御力が相当高めのディフェンシブになります。
では先ほどの2点から私の考え方を記述して行きましょう。
■バランスコースはディフェンシブ過ぎる
バランスコースにて多めに配分されている債券は、プラスにもマイナスにも変動しにくい特性を持っています。
その利点を挙げるとすれば、景気後退時などにはポイントの減少が抑えられるため、マイナスに大きく変動しにくいという事になります。
ですが欠点としては、株式のように変動が大きくないため、プラスになりづらいとも言えます。
私の見方としては、バランスコースのような債券を55%というのは老後の資産運用を行うくらいのディフェンシブと考えています。それは100万~1000万などの投資が挙げられるでしょう。
20~40歳などであれば株式80~100%でも良いと私は考えているため、少額のポイントを投資するdポイント投資としては、もっと株式を増やしてリスクを取っても良いでしょう。
株式はリスクも高めですが、プラスになる可能性も高いです。経済が拡大すれば株価もプラスになりますから、絶対とは言えませんが結果的にはプラスになることが多いです。
■dポイントは少額のため、リスクが少ない
前述の通り、ポイントは貯めづらいため結果として投入金額が少なくなり、受けるリスクが少ないという利点に繋がります。
10000ポイント位の投入であっても、十数年に一度の大暴落でも起きない限りは一日に1~100円くらいでのプラス・マイナスの変動が予想されます。
しかし通常の投資では10万~1000万以上など入金することがザラのため、簡単に1000円~10000円以上の変動を受けます。
そのためdポイント投資のような少額では、マイナスを受けてもダメージは圧倒的に低いのです。
ですから積極的にアクティブコースにて利益を狙っていくのが良い、という私なりの結論の一つです。
■それでもコースに迷ったら…
私がこのサービスで本当に革新的だと思っている一つの機能に、両コースを自由に変更できるところにあります。コースの変更は以下の手順だけです。
・画面右上の「=」を押下→「コース変更」を押下→「変更ボタン」を押下
これだけで変更出来ちゃうのです。言わばグロースとインカムの比率が簡単に変更出来るのです。ハッキリ言ってチート機能です。
下落局面になればバランスコースに変えて、上昇局面になればアクティブコースに変えるという事だって簡単に可能です。
このdポイント投資自体は実質として投資信託を購入するという仕組みなのですが、本腰を入れた投資では、投資信託を証券会社のサイトに行って銘柄を指定して売却や購入する必要があり、数日というタイムラグが発生します。
dポイント投資はこの3ボタンだけで出来るため、通常では考えられない位の簡易さです。
■終わりに
投資自体はプラスとマイナスに変動しますが、それに動じない心が必要です。長期投資という言葉があり、むやみに出金せず、ずっと持っていれば勝手に上がっていく可能性が高いという見方です。絶対とは言えませんが、実際の株式もその傾向が強いです。
また投資には気絶投資法というものがあります。投資した後にその存在を忘れ、後に口座を見ると、億のお金になっていたという話だってあります。
dポイント投資は大金を入れるのは難しいためそこまで大きくなることは無いと思いますが、投資ってそれくらい凄い所もあるんです。
dポイント投資にて、投資って面白いと実感できれば、同じdocomoとTHEOが提携している投資信託サービスに申し込むか、個人で証券会社に口座開設を申し込み、皆様が投資の世界へ飛び込む事を私は切にお待ちしております。