債券の環境が変化しているのが気掛かり

雑記

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2年前から世界的なインフレが起こり、それがキッカケで世界的に金利の上昇が起こっています。これは情勢が荒れていること、また需要と供給における環境がガラリと変わったことが挙げられるものと思っていますが、これが収まるのかどうかというのも、市場が予想している通りの結果になるかどうかは極めて未知数と言えるのではないでしょうか。

その中で、米国の金利は上昇し続けていますが、インフレ率の上昇も鈍化しつつあり、ピークアウトが見えたこともあるかもしれませんが、今後は金利引き上げを緩める方向であると市場は見ているようですね。その先の利下げが起こるだろうという予想もあるくらいですが、現状はどうなるかは本当に分かりません。

変わって日本はこれから上昇する兆しが見えるのですが、最近では日銀が「大規模緩和の副作用点検へ」という事を行うとの記事が某新聞社よりリリースされました。日銀の黒田総裁が任期を終える数ヶ月のタイミングで、このようなダイレクトな内容が出てくるというのは、もしかすると何か相応の話が出てくるのではないかと戦々恐々としています。

そして、実質的に今回の本題になるのですが、直近では米国MMFを購入すると分配金の利回りが3.5%を超える状態となっていることから、今や恐るべき利回りであることが分かります。このMMF自体には米ドルに一旦変えるので、もちろん為替的なリスクを負うことになってしまうという欠点はあるのですが、そうだとしても、この利回りは無視できないレベルになりつつあると言っても良いでしょう。ただし米国金利が下落した際には、為替的な意味で相応のダメージを受ける危険もあります。

そして日本は前述の通り、私は金利が相応な値になると妄想しています。理由は色々ありますが、そもそも直近で東京のCPI(インフレ率)が4.0であったというのは、世界の潮流から遅れてきたにせよ、この数値はかなり警戒する必要のある状態と言えます。この状態が続くのであれば、今までの日銀の政策に変化が生じるような出来事が発生しうる可能性だってあります。

つまり結論としては、今後、債券をポートフォリオに据えるというのは理に適う可能性も十分にある、という事です。ただ現状としては金利が上昇すれば債券価格は下がるので、投資信託などの基準価格が下がることもありうるのですが、しかし今後も同様の傾向が続くのであれば、債券の有用性が低かったNISA制度がリリースされてからの流れからは変化する可能性もあります。

もちろん直近では日々の変化が強烈であることから、必ずそうなるとは言えませんが、しかし何が起こってもおかしくないのが、最近の状況だと思っています。

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