世界の資金の流れについて考える

最近は国債の利回りではなく貿易戦争に振り回されていますが、今後の資金の流れに対する考えを残す意味で投稿します。

最近の情勢は以下の通り。

・新興国 → 米国債利回り上昇により、米国へ資金移動
・欧州 → 2019年はECB引き締めによる資金流通金減少
・米国 → 法人税減税、レパトリ減税による資本と資金移動
・日本 → 現状維持?

これらの情報から、私なりの小さ~い考えで展開してみます。

 

■新興国

資金が米国へと大量に流れてるように見受けられる。資金流出を食い止めるためには国が米国債より魅力的な投資先となる必要がありますが、その中で一番簡単な方法が国債の利回りを上げること。

金利を上げることは避けたいというのが本音だと思いますが、米国債に資金が吸われていく場合は金利を上昇させなければ資金を誘導できず、資金流出懸念が高まります。

それは通貨安を招き、輸入物の価格上昇に繋がりインフレへの影響となる可能性だってあります。しかし利上げは国内景気の縮小を招くジレンマが。

今回、インドは金利を上げて合わせてきたイメージです。過去に米国金利上昇に伴う影響を受けたため、その対応をしたという所でしょうか。しかし他の新興国の中には、金利を上げることを良しとしない大統領もいるようです。

 

希望は米国から新興国へ資金が流れるきっかけが必要ですが、単純に考えて米国の金利政策を下方へと移行させるような動きか出るか、米国債に何らかの懸念事項が生まれることでしょうか。

とにかく現状は資金流出状態。

 

■欧州

2018年6月14日の理事会で下記の政策が決定されました。

・量的緩和政策は9月までは月300億ユーロで国債買い入れ継続
・10月以降は月150億ユーロと半減させ、12月末で量的緩和終了
・政策金利はおよそ19年夏までは現在維持
・ECBが保有する国債で償還されるものは再投資にて残高維持

今年が終わればECBからの国債買いが完全に停止・終了します。そこから来年中までは金利政策は維持となりますが、終わりが決定されているため長い目で見れば利回り上昇の可能性はあるのですが、要点はとにかく市場に回る分のお金が減るということ。

そしてイタリアの懸念もあり揺れています。欧州の株価は大丈夫だろうか。私は結構ADRにて保有しています。



 

■米国

米国債の利回り上昇と情勢による資金流入が顕著。しかも国債へ。

金利は上げる方向でいますが、しかし近々では10年債が利回り3.0以下となるような購入ペースが続く。米国債の発行数も現状は横ばいです。

金利政策が上昇とする方針であるため、影ながら上昇圧力は続きますが市場が米国債購入に走っている以上、利回りは減少の一途を辿っているのが現状。

しかし年末にかけて米国債の発行数が増えることがあれば、市場への流通が増えることになり、それは債券価格の下落を招き、債券利回りの上昇を招く可能性もあります。

また企業のM&Aの情報が良く流れますが、それは有利子負債を抱えることになり、かつ金利上昇の政策は継続が見込まれているため、返済額の増加への影響も無視はできません。企業の利益圧迫に繋がります。

 

ですが現状として貿易戦争のような波乱が無ければ上昇トレンドのため、暫くの間は問題なさそうに見受けられます。ただ油断は出来ません。

もし経済や企業の業績に陰りが見えた場合、資金の逃げる先はどの国債か、どの通貨か、新興国になるのだろうか。

 

■日本

現状維持。日銀のetf買い付けは行われているが今までの買い付け方から少し色を付けてきています。変化を加えている模様。

黒田総裁の発言も、去年から徐々にマイナス金利や金融緩和に対する出口について、インフレ政策への結果が出ずに悩みを抱えているようですね。

消費税増税から暫くはこのまま継続と考えたいですが、そこから何らかの出口を持ち出す可能性だってありそうです。

またetf買い付けは株価の上昇に繋がり株主としては嬉しい事この上ないですが、2か月前の情報では約24兆円の保有としており、etf買い付けが継続しすぎると特定の浮動株の問題もあり大丈夫なのだろうかと不安もあります。

また政権が変われば方向が変わる危険性もあり。

とにかく今は現状維持が考えられるため、相変わらず米国次第といったところ。




■総括

・日本は現状維持でアメリカ次第
・欧州は金融緩和が終わるため、将来的には株への資金流入が減りそう
・米国に上昇トレンドの気配があるが、米国債の利回りと企業業績、経済指標に要注意。資金は流入中。
・新興国は資金流出中で、何処まで減るか見極める必要がありそう。

米国の国債利回りが減少しているという事は米国にお金が集まっているということなので、米国の国債利回り上昇か、企業の業績悪化などにより経済がマイナス方向に振れた際に細心の注意が必要です。

それにより何処に資金が弾け飛ぶかを予測出来れば最良なのでしょうが、これも予測がつきません。

 

結局のところ何処に資金が集まるかに尽きるのですが、新興国が極端に下げている現状に魅力を感じてはいます。

短期的に見れば米国株は投資先として問題はなさそうと見ていますが、長期的に見てはどうなるか、という部分があるかもしれないと、妄想している部分があります。

ただ私は、暫くの間は米国投資を続ける予定です。

以上、私の妄言でした。

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