酷い局面ではコモデティの金すらも下がるのかと恐怖した

2020年2月28日(金)の米国市場では、コモデティの金が4.1%の下落をするという面白い動きをしました。

そのチャートは以下の通りとなります。

出典:Yahoo Finance

上から、水色が7~10年債券ETFのIEF、青が金ETFのGLD、紫がS&P500です。

点線のところが米国時間で2/28時点になりますが、金とS&P500が同時に下落していることが分かります。そして長期債券だけが上昇しており、かなりチグハグな状態であったのです。

通常であれば、昨今の相場を考えると金がひたすら上昇するぐらいではないのかと考える所はあるのですが、でも現実は違ったのです。3種のうち、米国長期債が上昇するというチグハグな流れである面白い相場でした。

実際は私のポートフォリオも火に焼かれ、恐ろしい程に大炎上中ではあるのですが、でもこの日の相場はかなり面白かった。夜通し見てしまったほど、刺激的な瞬間に立ち会えたのではないかと思うくらいです。

そして話を戻すと、なぜ金がこの様な下落と言う変な動きをしたのかについては全くもって分かりません。意味不明です。でも今回の内容は後解釈として、また妄想と言う範疇から、金の動きについて文字を残そうかと思った次第なのです。

さて今回の金の下落ですが、以下の数点の可能性もあるのではないかと思ってみました。

  1. もともと含み益を抱えていた何処かが、タイミング良くひたすら金を売却した
  2. 含み益となっていた金を売却し、下落した株式を拾うための原資とした
  3. 信用買いの含み損が限界に達し、含み益のある金を売却して補填とした

上記3点はどれもあり得る話だと思うので、何とも答えが出にくいものになりそうですね。

でも、この3点で共通している事は、土壇場では金が売却されるという結果を出している訳ですから、結局私のバイアスが掛かっており、もちろんまだまだ他に挙げられる事項があると思うのです。

しかし、この中で一番私が気になっているのは、市場が本当にマズい時は結局のところ、金は売られて価格が極端に下がってしまう可能性があるという点です。

これは長年の市場の変化によって生じたものかもしれませんし、金融緩和によって環境がそうなってしまったことかもしれません。また別の可能性があることも否定は出来ません。

でも今回の事で少し恐怖しているのが、金は変な動きをする時があるという可能性が頭の中でよぎってしまった事なのですよね。また言い換えれば、逆に債券でも同様の事が生じるのも否定できない。つまりどのアセットも不思議な挙動をするかもしれない、という可能性の話です。

この当日に長期債券が上昇したのは、恐らく利回りが1%台であったからだと想像します。もしこれが0%であった場合、また違う動きになっていたのではないでしょうか。今回とは別の動きをする可能性がありそうですね。例えば、上昇するのは金なのか、それとも全てが下落するのか。

しかし金融市場という大枠で考えると、急落や暴落が生じた環境・タイミングによって全てが変化してしまうのでしょう。これから先はどの投資先が安全かというのは、かなり判断が難しい状態となってしまった可能性があるのかもしれません。

とはいえ、リーマンショック時にも金は似たような動きをしている事から、今回は特別な話では無いのかもしれません。その図は以下の通りです。

出典:Yahoo Finance

でも逆に言えば、過去と同様の動きなのかという推論は通らないのが市場の怖いところです。

そして最後に、もちろん今回の話は、ほぼ1日という超短期的なところだけを切り取ったものですので、さらに先を見て行くと変わってくると思います。


スポンサードリンク