積み立てNISAでは商品が多いため、その選択がとにかく難しいです。ですがその一助となることを目的として、当ブログでオススメする商品を紹介していきたいと思います。
なお本記事の情報は、2019年1月12月時点での情報となります。
まず初めに当ブログの積み立てNISA選択のスタンスを
当然ではありますが個人によって思想やスタンスが異なるため、おすすめする商品には必ず違いが出てきます。そのため、まず私のその部分を明かした上で紹介する必要があると考えています。
その内容をピックアップすると、以下の2点となります。
- とある局面でリターンが低くなっても良いので分散
- でも20年近くの長期で持つため、防御力を多少犠牲にして攻めを60%の前後と攻撃力高めにしたい
一言で纏めると、アセットとか分散して持ちたいけど、リスクを取って利益も忘れたくないという事です。
この思想とスタンスのもと、商品を3つまで紹介していきます。
1つめ:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
一言で書くと、とりあえず8つのアセットを12.5%づつ保有しちゃおう!という投資信託です。
しかし単純な数値で分けているため欠点が存在します。それは新興国を25%、REITを25%というリスクの高いアセットを大きい比率で保有するためリスクが高ことから、その比率の悪さが欠点であると言えます。
またアセットを分けすぎているため、市場が強気の局面では値上がりが控えめとなる欠点もあります。
しかし、なぜこの8資産を選んだかというと、以下の点で優れた部分があると考えているためです。
- 8つのアセットを一気に保有できる
- リバランス効果が期待できる
- コアに設定してその他の買い付けでバランスを取れる
つまり8均等と言う、揃えると非常に面倒臭いアセットを一気に保有でき、かつリバランスしてくれるというのはとても良い商品であると思っています。
そして3点目に挙げているものの考え方として、これはコアとして8資産を保有し、あとは1~2つの投資信託を買い付けることによって、アセットを分けて保有しつつリバランス効果を狙い、その他で株式のみの投資信託を選ぶなどして調節が可能であるからです。
この手法を補足する説明として、投資にはコア・サテライト戦略というものが存在します。これは金融商品の買い付けを、中心部とその他で分けて購入する投資手法です。
これを一つの例で表すと、まずコアとなる商品を大きく買い付け、それとは別でサテライトと言う部分にてリスクの高い商品などを購入するなどが該当するでしょう
本来の考えとは少し異なる部分があるかもしれませんが、この手法を適用すると、コアとしてこの8均等を買い付けた後に、eMAXIS Slim 先進国株式(除く日本)や、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)などの株式100%投資信託をトッピングすることによって、8均等にて先進国REITと全世界債券および全世界株式を保有しながら、株式部分などの調節するという考え方です。
またディフェンシブに行きたいのであれば、状況によっては2~4均等を買い付けて債券の比率を多くするのも良いですし、金を混ぜるのも面白いでしょう。
ただサテライトの部分で様々な商品を購入してしまうと、アセットの把握が難しくなるような混沌とした状況となることもあるので、万人にオススメできるかと言うと怪しいかもしれません。
ですがこの様なことも出来ますし、非常に面白い商品であると考える事から選択しています。
2つめ:eMAXIS Slim全世界(オールカントリー)
また実績が薄い商品ではありますが、全世界の株式を保有してしまおう!という投資信託です。
株式100%の投資信託でリスクは当然ながら高いです。そして全世界の株式に分散されるためリターンは平均値となりやすい欠点もあります。
今までの実績をもとにリターンを求めるとすれば、S&P500の投資信託などの米国に偏ったものを購入すれば良いでしょう。
ですが今までリターンが高かった米国に100%の投資を行うというのは、どうにも怖いと考えている私がいます。今後も継続してリターンを出すことが出来るかというと、実績はあれど確証はないからです。
これは何らかの要因で少子化となることや、米国の借金の状況から考えると日本の様に増税の一途を辿るなど、何かと懸念事項が尽きないことを否定できません。
そのため、何処の国が経済的に衰退するか、または成長するかは未知数です。
その観点から全世界の株式を保有して、どの国が成長しても良いように準備をしておくという事が、今後は重要だと考えています。
なお実際のところは楽天全世界(楽天VT)もほぼ同一だと考えてはいますが、3重課税などの懸念からeMAXIS Slim全世界(オールカントリー)を選択しています。
3つめ:eMAXIS Slim先進国株式(除く日本)
先進国へと株式100%の投資が可能な商品です。2つめのeMAXIS Slim全世界(オールカントリー)と同様にリスクは高めです。
指数に関しては長年の実績があるコクサイインデックスを用いており、これは今まで様々な方々に素晴らしいリターンをもたらしたものです。
その中身としては、日本を除く株式で構成されており、米国は半分以上の比率で、それ以外は欧州などの国々へ分散する構成です。
また先進国のみという観点で投資を行っているため、今までの実績を見る限りでは申し分ない国々への投資と言えます。
そして少々話が逸れてしまいますが、私はこの先進国というカテゴリに対し少々特殊な感情を持ち合わせています。
それは今まで先進国として歩んだ国々は、良い意味でも悪い意味でも、その経験値が豊富であるということです。
ちなみに私が一番重要視しているのは精神的なところであり、それは今までの国の成り立ち、地域性、気候、宗教、などカテゴリーは数えきれないほどあると思いますが、それによって育まれたものです。
先進国はその成り立ちが長いものが多く、つまり実績が豊富で、今後もそれを信じたいという意味も含めて、このeMAXIS Slim先進国株式(除く日本)を選んだという部分が強いです。
最後に
eMAXIS Slimばかりで味気ない所はありますが、それぞれに特徴を持った素晴らしい商品であると思っています。
そして本記事ではおすすめを3つまで選びましたが、年齢などでもそのオススメは変化していきます。
そして選択できる商品が多すぎるのが非常に欠点と言えます。私の周りでも今まで投資したことが無い方々が始めていますが、商品が多すぎるし、中身が分からない等で自分ではどうしようもない、という知人もいました。
そのため銀行によって組み立てられたコースを選んだという方も居る位で、一般に普及は難しいのかなと、思う所があります。そのため自分で商品を選んで運用している方々は一握りであるとも見ています。
出来ればそのような方々に一助となれるようなブログ作成に尽力したいと、考えています。