【投資信託】ニッセイ国内債券インデックスファンドの評価-日本債券への投資

今回のブログ記事はニッセイ国内債券インデックスファンドの私的評価を記載していきます。

早速内容を記載していきますが、本記事のデータは2019年1月26日時点でのものとなります。

ニッセイ国内債券インデックスファンドの商品概要

対象インデックス NOMURA-BPI総合
信託報酬 0.15012%
実質コスト 0.156%
販売手数料 ノーロード
投資信託の分配金 今のところなし
投資対象 国内の公社債(国内債券)
構成銘柄 31
純資産 65億円

対象インデックスはNOMURA-BPI総合で、これは日本債券への投資に幅広く利用されている非常に有名な債券インデックスとなります。これを一本保有することで日本債券市場の動きを把握できるほど、強力なインデックスと言えるでしょう。

また信託報酬は0.15012%と安く、また実質コストについても0.156%と十分な安さで抑えられています。

なお、分配金については今のところはありません。



構成

構成と上位10銘柄は以下の通りとなっています。

出典:ニッセイ国内債券インデックスファンド 月次報告書

上位10銘柄は日本国債で構成されています。また日銀の低金利政策の影響が強い部分だとは考えますが、20年以降の債券が増加してきたという印象を受けます。

デュレーション等

  • 平均修正デュレーション:9.17年
  • 平均最終利回り:0.07%

修正デュレーションが9.17と非常に高い値を示しています。日本はもともと金利が低い状態が続いた原因もありますが、それに加えてここ数年は日銀による低金利政策が数年間と行われていることも要因の一つです。なおこの修正デュレーションでは金利が1%動いた場合、約9%の債券価格が下落することを意味します。

分かりやすく説明するために相当に極端な例を示すと、このニッセイ国内債券インデックスファンドの基準価格10000円だとします。その後に金利1%上昇した場合は基準価格が9100となるような下落が起こるという状態になります。

ただし、これはNOMURA-BPI総合の指数と連動させているものについては、ほぼ全てがこの様な動きをすると考えられるため、このニッセイ国内債券のみが異常に高いという訳ではありません。

今までのトータルリターンを参考にするのは難しい

1年 2年
リターン(年率) 0.7% 1.2%

上記の過去データは0.7%近くのリターンを示してはいますが、今後はこのように推移するかはかなり未知数と私は思っています。何故なら日銀の金利政策が今後どの様になるか分からないためです。

昨今では政策の関係から非常に低金利の時代が続いています。2018年の半ばに金利が少し上昇しましたが、それでも0.1%近くという非常に低い値で推移している状態です。

金利がそれ程に低いという事は、残るは上昇する可能性の方が高いという事を意味するため、これは債券価格の下落と言うリスクが強いということに他なりません。またもし日銀の政策や、政権交代、アベノミクスの終了などが要因となり、金利が上昇する可能性も捨てることは出来ないのが昨今の金利状況です。

もちろんこれらの要因により金利が上昇した場合は日本国債の価格下落に繋がるため、もちろんこのニッセイ国内債券インデックスファンドの基準価格も下落します。

そのため今までの過去リターンはかなりアテにすることが難しい局面にあることを、認識しておく必要があります。



総括

国内債券は多くの問題を抱えてはいますが、やはり防御力という観点からは無視することは出来ません。ですがその投資は非常に難しいものがあります。

やはり国内債券で怖いのは、金利の上昇による基準価格の下落です。これによって何年のリターン、もしくは10年以上のリターンが一気に消し飛ぶという可能性も秘めています。

しかし金利が上がる条件としては、インフレが起こるということが挙げられるため、少子化となり国内の生産力が落ちつつある日本には、そのインフレとなる確率が少ない事もあります。

しかしインフレというものは、国内だけの生産力だけで測れるものではなく、原油価格や、米国や中国などの他国のインフレによって引っ張られる性質も持ち合わせているため、一概に結論付けることは出来ません。

そのため債券投資というのは何かと難しい。ですから私としては日本債券に投資をするのであれば、基本的にはリバランスの効く2~8均等などのバランスタイプを購入して、その投資比率や売買をお任せする方法を推奨したいところです。

ただ国内債券のみに投資を行う意味で、このニッセイ国内債券インデックスファンドは信託報酬と実質コストが低く、分配金再投資が効くこと、そしてベンチマークが長い実績を持つ優秀なものであることから、良い商品であることは間違いありません。選択肢の一つとして検討すべき投資信託です。

■終わりに

全ての投資信託の評価記事を以下に貼り付けておきますので、お時間がある時に見て頂ければ幸いです。

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