【投資信託】たわらノーロード先進国株式の評価 楽天証券iDeCoでの取り扱いが強み

今回はたわらノーロード先進国株式の私的評価を記載していきます。何故この評価記事を記載するに至ったかというと、楽天証券のiDeCoにて選択可能であり、それが非常に強みとなっている事から記事の作成を行うこととしました。

また為替ヘッジのあり・なしと両方の商品があり、iDeCoではなしの方が選択可能ですが、つみたてNISAでは両方が購入可能です。この記事では、基本的に「為替ヘッジなし」の方をベースにしていきます。

では早速記載していきますが、本記事の情報は2018年9月21日での情報となります。

たわらノーロード先進国株式の商品概要

対象インデックス MSCI Kokusai Index(円換算)(配当込み)
信託報酬 0.216%
実質コスト 0.281%
販売手数料 ノーロード
投資信託の分配金 今のところなし
対象インデックスの
配当金予測
1.7%~2.0%
投資対象 先進国(日本除く)
構成銘柄 1320
純資産 284.03億円

先進国に分散して株式投資を行う商品ですが、日本株は除外されています。ベンチマークとしては有名なコクサイインデックスであり、1986年3月31日に算出が開始されてから32年という長い実績のある指数で、多くの金融商品に使用されています。

純資産は284.03億円であり、設定日が2015年12月18日であることからあと少しで3年を経過になりますが非常に大きい金額が積み上げられており、過去より非常に人気の高い商品であることが伺えます。iDeCoで選択されていることもあり、償還の危険性は無いでしょう。

そして実質コストですが、信託報酬と比較して0.065%と多く掛かっていますが低く抑えられている印象です。今後は低信託報酬で同一ベンチマークを用いる、eMAXIS Slim先進国株式や、ニッセイ外国株式との比較が行われていくことと思います。

また構成は以下の通りとなっています。

出典:たわらノーロード 先進国株式 月次レポート

米国が64.85%という大半を占めていることもあり、上位10銘柄の全てが米国株式となります。そのため基準価格の変動は米国に依存しやすいということが挙げられます。

また上図からは分かりづらいですが、セクター分類としてはについては1位が情報技術であり比率は約19%で、2位は金融の約17%となります。




他との商品比較から考える

同じベンチマークを用いる投資信託で、信託報酬の低さだけをピックアップすると以下の通りとなっています。

分類 商品名 信託報酬 実質コスト
投資信託 たわらノーロード先進国株式 0.216% 0.281%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772% 不明
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772% 不明

ニッセイとeMAXIS Slimは同等の信託報酬ではあり、たわらより低く設定はされていますが、この信託報酬に設定されてからまだ正確な実質コストが判明しておらず、たわら程抑えることが出来るのかどうか注目です。

ただどれも2%台に落ち着くと考えていますが、発売してからまだ新しいeMAXIS Slimは実質コストを低く抑えられるのか、そしてニッセイはこの信託報酬に設定したのが2018年8月であるため、実質コストがどのように変化するのかという所です。要は数年経過して見ていくと、その詳細が判明していくということです。

基本的には3つとも同一ベンチマークを用いる素晴らしい商品ですので、どれも甲乙を付けることが難しい状態ではあります。しかしたわらの強みはiDeCoで設定されている証券会社があるということであり、楽天証券などでiDeCoを開設している方はその恩恵を受けることが可能です。ただ厳密にはeMAXIS Slimも証券会社によっては選択可能ではあります。




年率リターンは良い

継続して投資するにあたり、このMSCI Kokusai Index(円換算)(配当込み)は年率で大体どのようなリターンとなっていくのかを見て行きましょう。なおデータについてはmyINDEXより取得しており、2018年8月末時点での情報となります。

分類 年率平均
1年 3年 5年 10年 15年 20年 30年
リターン(年率) 15.3 9.7 13.9 8.3 8.7 5.7 9.1
100円投資 115 132 192 222 349 303 1364

上記のデータは通年でプラスに見えますが、もちろんマイナスとなる年もあります。ただ長い年月を掛けて保有した場合はこのようなリターンとなった今までの実績がある、と言うイメージです。

全体を通して見ると、良い実績のあるベンチマークのため申し分のないリターンです。ちなみに参考として現状でリターンの良い他商品のリターンと比較すると、米国企業に100%の一極集中投資が可能なVTI(楽天VTI)や、S&P500の方が10年リターンは年率平均で10%付近と高い状態ですが、しかしコクサイインデックスの方は様々な国々に分散して8.3%になりますから、申し分のないリターンでしょう。

特にiDeCoは年金を運用するという、将来のライフプランにおいてダイレクトに影響を及ぼすこととなりますから、選択する商品は極力、リターンとリスクのバランスを取るという観点から様々な国への分散が好まれます。ただ年齢、投資に対する知識や覚悟などのリスク許容度を前提とする上で、リターンを求めてある程度集中するという選択も、私は否定が難しいところです。

総括

コクサイインデックスは大型株に偏っており、その大型株は大抵がグローバルに活動している企業が多いことから、結果として企業活動の一環で世界に分散しています。そのため極端な話で、間接的に新興国にも僅かながら投資していると言える部分があります。

ですが主には先進国に分散して投資しつつリターンも良い、そして信託報酬も安いという、先進国に分散して投資したいと考えている方に、文句のなくオススメできる商品です。ただあえて欠点を上げるとすれば、株式のみで構成されているためリスクは高いと言うべきでしょうか。

信託報酬については実質コストを見た場合でも申し分ない状態です。たわら先進国を視野に入れてポートフォリオを組み立てて行くことも選択肢としてはアリと考えます。特に私が一番の強みであると考えている、楽天証券などにおいてiDeCoでの商品設定が可能であることから、この商品を視野に入れることをお勧めしたい所です。

なおiDeCoでは選択できませんが、つみたてNISAでは為替ヘッジ無しの商品もあるため、為替変動のリスクを減らしたい場合にはこちらの商品を選択することも可能であるため、今後の経済状況によって円高に振れるような展開があることを考慮して、そのリスクを減らしていくことも可能です。

■終わりに

投資信託の評価記事一覧を以下に貼り付けておきますので、お時間がある時に見て頂ければ幸いです。

・投資信託 評価記事一覧

そして月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。


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