これは私の目標ではありますが、投資の際にはかなり長めの期間を見積ることを、常々考えなければならないとの考えがあります。
これは投資の基本となる「長期・積立・分散」の考えが紐づいている所ではありますが、それだけでなく未来の展望を推測するという意味での内容です。
そして予め記載したい事を述べておくと、投資だけでなく自身の生活も考えるという意味での記事となります。
投資と生活の未来を少しでも考えておきたい
この長期を見積もりたいというのは、投資する商品によっては長期投資でいつかは利益が出る可能性が高くなる、という考えが根本的にあることは事実です。
20年以上の国際分散の長期投資によって、利益が出る再現性が高まるのが一般的な見方ですが、しかしこれは投資だけを見た部分の考え方です。
そもそも投資と言うのは、自身の生活基盤の上で成り立つものです。これは仕事をしてお金を稼いで、その利益で投資をするという意味を含みます。若いうちは労働資本が高く評価されるから良いですが、年齢を重ねるにつれてそれは減少していく上に、健康も悪くなりがちになります。
これが表題の「死ぬまでの見積もりを立てたい」という部分に繋がるのですが、結局のところ自身の生活によって投資と言うのも変化してしまう可能性がありますから、遠い未来も考えておきたいという事です。
ましてや老後も働く可能性が高いワケですから、それに対応したプランの見通しを少しでも用意しておく必要があるのです。
無計画でその未来に突っ込むよりも、予め何かが起こったら対応する方法を少しでも考えておく方が多少なりにも行動ができます。なぜなら完全に想定外の事象が発生すれば、私の情報処理能力では頭が混乱してしまうからです。
投資スタンスの回答を用意しておきたい
そもそも投資はルールを決めなければ際限なく行動できてしまうのが厄介で、それによって自身の限界を突破することだって可能です。これはレバレッジ投資などが該当します。
そのため自身に制約を設けることが必要となってきます。つまりルールを決めるという事になりますが、これによって投資に安定感がでます。そしてこのルールはスタンスという部分にも繋がるワケですが、スタンスというのは将来を見越した上での行動にも紐づいてくるのです。
そしてこれを他者に説明できればなお良いでしょう。だって現実世界で「この先はどう動くべきか」と質問した際に、不明瞭な答えよりも、展望のある回答が出来る方に人が集まる傾向があると思います。これはその先に質問者の未来が見えること、つまり利益が見えるという要因が一つあるからだと、私は認識しています。
でも投資って結局のところ、未来なんて見えないのですよね。どの様な推移をするかなんて全く分かりません。たった一つの出来事によって事象が反転することもしばしばで、それによって利益を上げる事もあれば、大損することもあります。
ただしこれだけは確実に言えるのは、20年以上の長期投資を立て、不確定な将来を見据えた上で、死ぬまでに自身の投資計画を少しでも立てておけば、変動する未来の展望を少しでも収束させる手立てになる、ということです。