昨今の状況はインフレの行方を心配したい

雑記

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今まで世界的にデフレの圧力が強く、物価が中々上がらないという現象が続いていました。

昨今はその状況が一部で改善されつつあって、インフレの調子が良くなってきていたという状況がありました。経済的に上向いてきていたという事実に他ならないので、これは喜ぶべき結果ではあるのでしょう。ただし、それに応じた購買力はどうなのか…という視点もあるのですが、今回はそれに触れないでおきます。

しかし、今までデフレ基調が続いていた原因については様々な要因がありますが、そこから一つをピックアップすると、中国の存在が大きいと言われています。

なぜならコストが低かった中国で生産することによって、商品の販売価格を抑える事が出来たことが大きく作用していることが原因の一つである、と言われているのです。言わば中国はデフレの出荷国という事でしょう。

しかしデフレ出荷国の中国が悪かどうか、と言われるとそうでもなく、日本だってその恩恵を受けていたことも事実であることから、大きく否定することが出来るのかは難しい所です。また中国が無ければ世界的に変なインフレを引き起こしていたかもしれません。

また中国が無ければ、それより多少コストの低い他国にて生産するという話にすり替わるだけの話です。

そして本題に入りますが、その中国がコロナ関連の問題によって生産活動を大きく停止しているという、この厄介な状況をデフレ・インフレの視点で見ると非常に困りものなのですよね。

つまり現在はサプライチェーンに影響が生じている状態であり、これが長引けば物価に影響を及ぼす懸念があるのです。

デフレの出荷国の一つである中国がマヒしている状況では、特定の生産物が足りなくなる可能性が高く、これを改善するには大きな時間を要します。他国での量産体制を整えるというのもその対応に該当しますが、しかし現実には来月からその量産体制を整えました、なんて都合のいい話は中々ない。

ましてや、例のウィルスはこれから収束、または拡大する可能性もあるので、各企業の経営判断は困難を極めることから、混乱から来る生産体制の変動は収束するのかは分かりません。

つまり、この状況は生産物が足りなくなるという現象が付きまとう可能性があるということが非常に厄介で、これによってインフレの懸念がある、という事実が悩ましいのです。

モノが足りなくなるという事は物価が上がる可能性があるという事なので、それがどの物価に影響するのか、予想が付きにくいのが昨今の状況ではないでしょうか。

早くこの状況が収束されることを祈りますが、現在は方向感が掴めなさ過ぎて、私は市場にお金をつぎ込む事を控えている状態です。2020年も初めから試されている感が強いですが、どうにかこれを乗り越える必要がありそうですね。

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