iシェアーズで日本国債のETFがリリースされるとは驚きです

2020年2月26日に「2561 iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」がリリースされるようですね。

これに関して私は驚きを隠せません。何故かと言うと、ここにきてブラックロックからまさかの日本国債ETFのリリースというのは、あまりにもトリッキーだなぁと思うからです。

昨今の日本国債は利回りが減少傾向にあり、2020年2月9日時点で今のところは10年債で利回りが-0.040%くらいであることから、実質的に償還まで保有したら損をするという面白い状態となっています。

これは日銀の政策も関わってくるものではありますが、しかし10年という長期債でそのような状態ですから、日本国債は利回りが深刻な状態を維持しているレベルと言えます。

今までの国債の考え方として、利回りが1~3%とそれなりに存在する状態で保有する時は、継続して利金を手に入れたり、経済的な危機が発生した際には「利回りの下落=国債価格の上昇」を狙い、利益を出すというのがセオリーのようなものでした。

しかし昨今は世界的な国債の利回り低下から、国債の意義というものが変化しつつあります。その変化に日本国債も影響を受けての状態ではありますが、ですが日本国債は償還まで保有するだけ損をするという状況である事実があります。

でも、この状況下でブラックロックは日本国債ETFをリリースしたというのが、私が驚いている理由なのです。

ブラックロックは超の付くほどの大企業ですから、顧客やブラックロック社自体の利益が損なうような企画・提案であれば、その段階で弾かれると想像してしまうはずです。

普通に考えるのであれば、現段階で日本国債ETFをリリースしてもあまり利点はないのでは、と思う所が個人的にはありますが、ところがブラックロック社から商品がリリースされたという事実からは、必ず長期的な視線で何らかの意図や目算があった、という事に他ならないのではないでしょうか。

ブラックロック社として日本国債の先行きを見据えてETFをリリースしたのだと考えます。ですが、それが私としては意図が掴みきれないというのが困ったところではあるのです。

日本の政策から考えるに、消費税を上げた時点で日本国債の利回り上昇はかなり先延ばしとなったのではないかと思っている所が私にはあります。つまり更に国債の利回りマイナスの状況が続く可能性が高そうだということですね。また昨今の世界的な経済状況の悪化も同様です。

でもこのiシェアーズ・コア 日本国債 ETFがリリースされたことから、その理由を少しばかり深読みするか、又は継続的に日本国債について継続的にチェックして行く必要がありそうだ、と思った次第です。