株式投資によるインカムゲイン投資の難しさ

インカムゲインとは、投資した対象から配当、または分配金などの収益を得ることですが、この言葉の範囲は少しばかり広く、不動産投資での家賃収入もインカムゲインに属すとも言えます。

つまり言い方として、「何らかの対象に投資して、その投資対象から利益を定期的に受け取る」という表現が良いかもしれません。

そして株式の売買によって利益を得るキャピタルゲイン投資と比較した場合には、インカムゲイン投資自体の方が人気が高いというのが私の認識ですが、これは定期的に懐へとお金が入ることや、キャピタルゲイン投資より利益を得ることが出来る再現性がそれなりにあることが、その要因の一つとなっているという私的な認識があります。

ですがインカムゲインで利益を得ることもそれなりにリスクが存在するため、一概に簡単とも言い切れません。おおよそが中期・長期保有になりやすいスタンスのインカムゲインですが、その保有期間が故にリスクを高めてしまうことだってあります。

株式投資であれば、とある銘柄を100株購入した後に配当を年2回受領することがありますが、これは立派なインカムゲインになります。しかしこの配当を受領するために100株を保有するリスクというものを背負っており、つまり減配や無配転落、上場廃止などの危険性を同時に保有することになります。

インカムゲイン投資は一概に簡単とは言えない

個別株か、投資信託またはETFを保有するかで見方が大きく変わってきますが、ただ一つ変わらない事としては、前述の通り銘柄を保有することによってリスクを受け続ける事になります。

またインカムゲイン投資は保有期間が長くなりがちという事を考えると、中期・長期保有となることは必須です。また長期投資によって利益は収束しやすいですが、これは必ずしもプラスに収束するという訳ではありません。またこれは値動きの変動を示すリスクについても言える事です。

特にインカムゲインの方向になる銘柄とは高配当を指すことが多くなりますが、高配当ということは企業が成熟している状態にある可能性が高く、そして株主への還元に力を入れるフェーズに移行しているという見立てが強いです。つまり成長が鈍化していることになりますから、株価の上昇の見込みは薄くなるという事でもあります。

そもそも長期投資で儲かる大前提としては、投資した企業が利益を上げていることです。利益を上げなければ配当すら出せませんし、結果として株価も上がりません。この利益を上げる為には企業の成長が必須ではありますが、高配当銘柄は成熟している可能性が高いため、成長性が薄いという欠点があることが多いのです。

この企業の利益を継続して出せるかどうか、予想するためにには業績等を確認する必要があります。しかし企業の利益というものは水物ですから、基本的には予想や予測が難しい。ある程度の深い知見があればおおよその見立ては付きますが、時には予期せぬ要因によって真逆の予想となる事が多々あります。

そのため、インカムゲイン投資はそれなりにリスクが高いという側面を持つことは、肝に銘じておく必要があります。

ただし、配当によって利回りが高くなる可能性もあるので一概には言い切れない

市場の状況によっては、配当を受け取り続けることによってリターンが高くなるという特性もあり、また配当金再投資によって更なるリターン向上が見込める事を考えれば、インカムゲイン投資は一概に難易度が高いと決めつけることや、否定もできないのは事実です。

インカムゲインを主体とするのか、キャピタルゲインを主体とするか、又は両立させるかは、個人の環境等によって投資の適性が異なるため、これも判断が難しいところです。

そして今回の記事の趣旨としては、インカムゲイン主体とする投資はそれなりの欠点がありますという内容ですが、それを考慮するか、納得した上で投資をした方が自身の投資に対する芯を構築しやすいのです。


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