バンガード公式より、米国時間2019年4月26日付でバンガードETFの経費率を値下げするという発表がありました。
これによって、以下9銘柄の信託報酬が値下げとなります。
ティッカー | 名称 | 改定後 | 改定前 |
BND | バンガードR・米国トータル債券市場ETF | 0.035% | 0.05% |
VEA | バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF | 0.05% | 0.07% |
VO | バンガード・米国ミッドキャップETF | 0.04% | 0.05% |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | 0.03% | 0.04% |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 0.03% | 0.04% |
VTV | バンガード・米国バリューETF | 0.04% | 0.05% |
VUG | バンガード・米国グロースETF | 0.04% | 0.05% |
VV | バンガード・米国ラージキャップETF | 0.04% | 0.05% |
VXF | バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF | 0.07% | 0.08% |
個人的に特に注目しているのが、BND、VOO、VTIの、3つのETFが下がるという点が驚きました。
VOO、VTIは0.03%となりました。もともと低かったにも関わらず、改定によって更なる低コストETFとなり、数年後は何処までコストが下がるのか楽しみでなりません。
BNDに至ってはかなり攻めの値下げとなっており、もはやVOOとさほど差のないレベルとなっています。もともとBNDは、手堅い商品設計で安定したそれなりのインカムを受ける事が出来る素晴らしいETFですが、更なる低コストETFとなり妙味が増したとも言えます。
ちなみに、このバンガードによる信託報酬値下げによって、VTIを購入している楽天・全米株式インデックス・ファンドが僅かながら影響を受けるため、保有している私としては嬉しい限りです。
信託報酬の値下げはユーザに信頼されている証でもある
これだけ信託報酬を下げる事ができるのも、運用方法が非常に上手いという理由も勿論ありますが、他には信託報酬を下げることが可能となる程に資金の流入が多いという事であり、つまりユーザに信頼されている証です。
また2019年2月27日にも他銘柄の信託報酬の値下げ発表がありましたが、さほど期間を開けずに他ETFの信託報酬を下げるという、素晴らしい決断をして下さった事にバンガードへの感謝が絶えません。
次のVOO・VTIの信託報酬値下げについては暫く無いと思いますが、他ETFの値下げ情報を受けつつも、長い目で見て行きたいと思います。