【投資信託】たわらノーロード 国内債券の評価-日本債券への投資

今回のブログ記事はたわらノーロード 国内債券の私的評価を記載していきます。

早速内容を記載していきますが、本記事のデータは2018年10月20日時点でのものとなります。

たわらノーロード 国内債券の商品概要

対象インデックス NOMURA-BPI総合
信託報酬 0.1512%
実質コスト 0.164%
販売手数料 ノーロード
投資信託の分配金 今のところなし
投資対象 日本債券
構成銘柄 415
純資産 62.84億円

対象インデックスはNOMURA-BPI総合で、これは日本債券への投資に幅広く利用されている非常に有名な債券インデックスとなります。これを一本保有することで日本債券市場の動きを把握できるほど、強力なインデックスと言えるでしょう。

また信託報酬は0.1512%と安く、また実質コストについては0.164%と非常に低く抑えられています。実際はETFや他の投資信託の方が最安値ではありますが、十分に安く設定されています。

なお、分配金については今のところはありません。




構成

構成と上位10銘柄は以下の通りとなっています。

種類 比率
日本国債 83.81%
地方債 6.63%
特殊債 4.31%
社債 4.71%
コール・ローン、その他 0.55%

出典:たわらノーロード 国内債券 交付目論見書

ほぼ日本国債で構成されており、その依存度はかなり高い状態です。続いて地方債や特殊債、そして社債が組み込まれていますが、その比率は僅かといった所です。

続いてデュレーションや残存期間についての情報です。

出典:たわらノーロード 国内債券 月次運用レポート

修正デュレーションが9.06と非常に高い値を示しています。日本はもともと金利が低い状態が続いた原因もありますが、それに加えてここ数年は日銀による低金利政策が数年間と行われていることも要因の一つです。なおこの修正デュレーションでは金利が1%動いた場合、約9%の債券価格が下落することを意味します。

分かりやすく説明するために相当に極端な例を示すと、このたわらノーロード国内債券の基準価格10000円だとします。その後に金利1%上昇した場合は基準価格が9100となるような下落が起こるという状態になります。

実際に1%の変動があった場合は、もちろんこの極端な例とは異なる価格変動をするとは考えますが、ただこの修正デュレーションはかなり大きい状態です。

今までのトータルリターンを参考にするのは難しい

1年 2年 設定来
リターン(年率) 1.1% 1.8% 2.3%

上記の過去データは1%近くのリターンを示してはいますが、今後はこのように推移するかはかなり未知数と私は思っています。何故なら日銀の金利政策が今後どの様になるか分からないためです。

昨今では政策の関係から非常に低金利の時代が続いています。2018年の半ばに金利が少し上昇しましたが、それでも0.1%近くという非常に低い値で推移している状態です。

金利がそれ程に低いという事は、残るは上昇する可能性の方が高いという事を意味するため、これは債券価格の下落と言うリスクが強いということに他なりません。またもし日銀の政策や、政権交代、アベノミクスの終了などが要因となり、金利が上昇する可能性も捨てることは出来ないのが昨今の金利状況です。

もちろんこれらの要因により金利が上昇した場合は日本国債の下落に繋がるため、もちろんこのたわらノーロード日本国債の基準価格も下落します。

そのため今までの過去リターンはかなりアテにすることが難しい局面にあることを、認識しておく必要があります。




総括

当然ながら債券は基本的に株式より価格変動は小さいのですが、債券への投資は簡単なものではないと私個人は考えています。しかしポートフォリオに組み込む上で日本債券の存在を簡単に無視することは難しいとも言えます。

私としては日本債券に投資をするのであれば、基本的にはリバランスの効く2~8均等などのバランスタイプを購入して、その投資比率や売買をお任せする方法を推奨したいところです。

しかし国内債券に投資を行う意味で、このたわらノーロード 国内債券は信託報酬が低く、分配金再投資が効くこと、そしてベンチマークが長い実績を持つ優秀なものであることから、良い商品であることは間違いありません。選択肢の一つと考えます。

そして前述の通り政策や市場の状況によって今後も基準価格が大きく変動する可能性があることを認識する必要があり、その状況に遭遇した際は日本の金利について推移を注視する必要があるでしょう。

■終わりに

投資信託の評価記事一覧を以下に貼り付けておきますので、お時間がある時に見て頂ければ幸いです。

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そして月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。


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