【投資信託】農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドの評価

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今回のブログ記事は農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドの私的評価を記載していきます。

では内容を記載して行きましょう。なお、本記事の情報の多くは2019年3月12日時点での情報となります。

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドの商品概要

ファンド形態 アクティブファンド
ファンド方式 ファミリーファンド
信託報酬 0.972%
実質コスト 0.985%
投資信託の分配金 あり
銘柄数 25
投資対象 米国
純資産 11億円

この投資信託はアクティブファンドであり、また信託報酬としてもそれなりの価格ですが、アクティブファンドの中では良い値と言えるでしょう。また実質コストも上手く収めており、設定日が2017年7月5日と若い投資信託ですが問題なく抑えて運用している印象です。

純資産については11億円と少ない印象があり、あと3倍以上は欲しい所です。ただこのファンドはまだ購入可能な証券会社が限られていることから、健闘している方だとも言えます。つまり今後は知名度が上がり、購入可能な所が増えれば純資産も増加していく可能性があるでしょう。

上位10銘柄

銘柄 比率
ベクトン・ディッキンソン 7.9%
ビサ 7.3%
コルゲート・パルモリーブ 6.3%
ウォルト・ディズニー 6.1%
ユナイテッド・テクノロジーズ 6.0%
3M 5.7%
ベリスク・アナライシス 4.2%
エコラブ 4.2%
ゾエティス 3.9%
ティファニー 3.9%

銘柄的にはグロース株もディフェンシブに近い成長株をも組み入れて構成している印象です。またアクティブらしさが漂う雰囲気が出ていますが、攻撃が高めだが防御もそれなりに取っておく、そのような印象です。

セクター比率

業種 比率
資本財・サービス 26.3%
生活必需品 18.3%
ヘルスケア 17.1%
素材 11.1%
一般消費財・サービス 7.5%
金融 7.3%
情報技術 6.3%
コミュニケーションサービス 6.1%

資本財を1位として含めている点はガンガン攻めて行く印象を受けますが、生活必需品、ヘルスケアと需要の落ちにくいセクターを含めています。

また情報技術は少なめにとっており、あまりこのセクターに頼らない構成です。ただ素材が中々高く、リスクもそれなりに設定しています。

リターン

この投資信託リターンを見て行きましょう。なおデータは2019年3月13日時点でのデータとなります。

投資信託 年率平均
1年 設定来
農林中金米国株式長期厳選ファンド 11.3% 11.8%

上記のデータは下落・上昇の年を平均した値になりますので、その点はご留意ください。

1年リターンは米国の利上げ、貿易戦争などで荒れた年でしたが、その期間を含んでも11.3%とかなり健闘している印象です。

ただ設定日が2017年7月5日と少ない期間となっていますので、1年ちょっとしか実績がないことから、今後の展開によってリターンがどうなるか注目すべき所です。

総括

この投資信託はFund of the Year 2018にて19位に選ばれたこともあり、注目されつつあるアクティブファンドとなっています。

銘柄選定を一言で纏めると、上手い事やっている、そのような印象です。優秀なファンドマネージャが付いているのかと推測しますが、まだまだ若い商品なので継続的に注視する必要があります。

また、この記事を書いている時点でのリターンとしては申し分ない位ですが、同じアクティブファンドというカテゴリで投資対象を海外として考えると、セゾン資産形成の達人ファンドとどの様に競り勝っていくかが、今後の知名度を決定していくと個人的に考えています。

なお、このファンドの販売会社である農林中金(NZAM)自体は新星の投信企業であり、今後の展開が期待され、私自身も一部のファンドでかなり注目しているものもあります。

その一つにこのファンドがありますが、SBI証券ではつみたてでの購入のみが可能となっており、今後は楽天証券などで販売されれば購入を検討したいと考えているファンドです。

■終わりに

全ての投資信託の評価記事を以下に貼り付けておきますので、お時間がある時に見て頂ければ幸いです。

・投資信託 評価記事一覧

そして月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。

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