【日本ETF・1489】Simple-X NY ダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信の評価

日本にて購入可能なNYダウ連動型インデックスETFの商品であり、実は信託報酬がかなり安い商品ですが、実質コストが特殊なものとなっています。また数値上ではNYダウに連動する商品ではありますが、リターンが特殊なETFです。

以下より内容を記載していきます。なお、本記事の情報は2018年10月18日時点での情報となります。

基本情報

対象インデックス ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
(円換算、為替ヘッジなし)
ファンド形式 ファンド・オブ・ファンズ
経費率(信託報酬) 0.162%
実質コスト 0.54%
分配金 2015年以降は無し
投資対象 米国

日本に上場するNYダウに投資可能なETFの中では信託報酬が一番安くは見えますが、ファンド内部で購入する投資信託の実質コストが0.35%となるため、総合的に0.54%の実質コストとなっています。

そしてこのETFでは2015年より分配金を出しておりません。

次は上位10の構成銘柄です。

順位 保有銘柄 構成比
1 ボーイング 9.3%
2 ユナイテッドヘルス 6.8%
3 ゴールドマン・サックス 6.2%
4 3M 5.5%
5 ホーム・デポ 5.4%
6 アップル 5.2%
7 マクドナルド 4.4%
8 IBM 3.9%
9 キャタピラー 3.8%
10 ビザ 3.7%

NYダウインデックスらしい構成銘柄と比率であり、ここでは特に問題はありません。ただ次に示すリターンにおいて、少々変化が出てきます。




トータルリターンは・・・

配当込みのトータルリターンを見て行きましょう。データについてはmyINDEXより取得しており、9月末時点でのデータとなります。

商品名 年率平均
1年 3年 5年 10年
ダウ・ジョーンズ
工業株30種平均
18.1 17.6 11.8 9.3
Simple-X NY ダウ 16.4 13.8 13.4
iFree NYダウ・インデックス 21

1年リターンを見るとiFreeに劣後していることが分かります。しかし長期の5年で見るとNYダウのインデックスより年率平均が高いという状態です。

実際のところは為替の影響も出てはいますが、短期リターンでiFreeにこれ程の差が出ている状態ではあります。単純に考えて分配金を出していないことによる影響なのか、それとも運用上の問題なのかは、不明です。

ただ5年リターンで推察すると、NYダウインデックス(配当あり)に連動させているという印象があります。




総括

Simple-X NY ダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信は出来高が異常に低く、売買する際はかなり気を付けなければ数千円という損・益のどちらかが発生する恐れがあります。

板が薄すぎて流動性リスクが高く、そして実質コストがそこそこある状態で、また他商品と比較してリターンに変動があるという一風変わったETFということを念頭に置く必要がありそうです。

私個人としては今後も頑張って欲しいETFの一つではありますが、様々なリスクを勘案する必要がある商品でしょう。

終わりに

月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。


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