というわけで早速買ってきたのだ
NDVA株を購入した手前、プラスのバイアスが掛かったポジトークになりますので、ご注意を。
■NVIDIAのライバルはこれから
前回のNVIDIA株を購入しようと考えていると記述した内容に、Intelが2020年に「単体GPU」をリリース予定としているとのことを追記で書きました。
当初は驚愕していたのですが、よく考えれば、今まで優秀過ぎるほどのプロセッサを開発してきたIntelをもってしても、AI関連に高く利用されている「NVIDIAのTeslaシリーズと同一タイプである単体GPU」を、市場にリリースできるような機能としてまで高めて販売に漕ぎ着けるまで、あと2年も掛かるという事になるのである意味で安堵しています。
これは、AMDにてRadeonという単体GPUの開発に関わっていた方をIntelが引き抜いたとのことで、その影響があってのことかもしれません。
■IntelのGPU技術
2017年の10月頃にですが、会社でいつも親しくさせて頂いている新人さんから新しいPCが欲しいので購入をサポートして欲しいとの依頼があったため、私は機器選定と価格の見積りを数年ぶりに行いました。
その際に驚愕したのが、今の内臓GPUの性能です。内臓GPUとは「マザーボードというPCの基盤に直に取り付けられている大きいチップ状のもの」ですが、Intelの内臓GPUは非常に高グラフィックのゲームがプレイできるということでした。
この高グラフィックのゲームとは、PS4でリリースされるようなゲームをプレイできるというレベルの話です。昔は考えられない程の事でした。ですが当然ながら、快適にプレイするためには表示するグラフィックのレベルを下げる必要があり、あとCPUやメモリなどの条件が悪ければ表示すら出来ないものもあるでしょう。
Intelの内臓GPUに関する技術力は高いと見ていますが、でも単体GPUと比較するとNVIDIAに性能面で数倍と差が付くほど処理能力に差があります。しかしこれは、そもそも消費電力や廃熱などを含めた、内臓チップという諸条件が異なるため一概に技術力を決めつけることは出来ません。
しかし、この技術力をもったIntelからリリースされる単体GPUに関しては、相当注意する必要があると見ています。
ただ性能面での情報が全く出ていません。早くて今年から来年にかけて詳細が出てくるかもしれませんが、相場の状況を含め、その性能面を含めて今後の対応において、立ち位置を決定する必要があるでしょう。
■NVIDIAの今後の環境は
そもそもNVIDIAが普及した理由の一つとして、CUDAという開発ソフトウェアのようなものが非常に優秀であったという所もあるのですが、その点も今後は他社においてどのように補完していくかも大きなキーです。
Intelの単体GPUのリリースは、現状で2年後という黎明期の波に乗り遅れそうな致命的に長い期間であるとの印象を私は受けていますが、NVIDIAが「大企業がこれから手掛ける仮想通貨」との親和性、そして現状のメインとされるAI関連にて、その間に市場をどれだけ制圧できるのか、見守る必要がありそうです。
そしてIntelとしては新製品の情報ががリリースされた際に、実績と信頼性を積むことについて、今後の興味となります。
他に中国も2030年にはAI関連の世界シェア制覇を目論んでおり、GPUの開発にもこれから大きく携わってくるため、ここも注意です。中国はASUSやHUAWEIなど、今や技術力と販売能力などが非常に高いため必ず食い込んでくるはずです。
またAMDという単体GPUのライバルがいるのですが、NVIDIAにおけるCUDAレベルの開発ソフトウェアが無かったり、性能を比較しても中々パッとしない部分がある企業ですが、価格面などで勝負できれば…という所です。
■終わりに
えっ? AMDの株も何故か画像にあるですって?
高校時代からAMDのCPUを一貫して購入してきた愛のなせる業。皆様には決してオススメできない。
私のポートフォリオの一部はGPUと共に生き、共に死ぬのかもしれない。