2018/4/20にPhilip Morris(PM)の四半期決算にて、日本への普及が予想以下であり、出荷量のったことにより前日比16%安に達しました。これを受けて私の方針としては、「静観」又は「買い増しの検討」とし、売却を行うことはしません。
自己の足元を見るという点では、NISA口座で購入したため非課税5年縛りがもったいなく、かつ高配当であるから長期保有により配当でペイ出来る、ということもありますが、PMのキャッシュフローは潤沢である、嗜好品のため継続的キャッシュが見込める、等々の理由も含まれます。
2018/4/20のPM株安というショッキングな出来事が発生したということもあり、今回は喫煙者である私の主観を含みつつ、PMの製品であるIQOSに焦点を当てて、プラスとマイナスの視点で私の周りで起きていることをこの場では挙げます。
・IQOSのプラス要素
まずタバコは下記の通り大きく3種に分けられます。
・紙タバコ
・電子タバコ
・加熱式タバコ
そして現在のところ、電子・加熱タバコは以下の3商品が主流となっています。
・IQOS(PM)
・Ploom TECH(JT)
・glo(BTI)
私は電子・加熱タバコについて上記の3つを全て使用したことがあり、この中で味の濃さ、ニコチンの量を体感で挙げると、下記の通りになります。
①IQOS(PM)
②glo(BTI)
③Ploom TECH(JT)
特にニコチンだけで挙げるとIQOSが圧倒的であり、吸うとクラクラする時だってある始末です。言わば中毒性が高いと言えます。上記により味の薄さとニコチンの濃さから、私の周りでは一度IQOSを使用した方々が他社の製品を購入・使用した後にIQOSに戻ってくることが多いと実感しています。
そもそも電子タバコ、加熱式タバコは近年になって姿を大きく現したこともあり、喫煙者の界隈では目新しいものとして取り扱われました。特に紙タバコと比べて臭いが少ないという主な利点から、新しいものは試す、良ければ移行するという流れが来ていました。その流れが収束した後はどの商品に行き着くかというところに着目すると、現在はそこがIQOSの可能性があるかもしれないと考えています。
なお、最近の様々な喫煙室で見かける方々の、使用するタバコの割合は体感を挙げると以下の通りかな、と見ています。
・紙タバコ → 40%
・IQOS → 30%
・glo → 20%
・Ploom TECH → 10%
まだまだ紙タバコの割合が多く、電子・加熱タバコの伸びしろはあると考えて良いかもしれません。
※2018/05/16追記:旅行中に気付きましたが、紙タバコが70~80%と圧倒的に多いところもあり、基本は上記40%以上と、もっと紙タバコの割合が多い方向と考えたほうが良さそうです
・IQOSのマイナス要素
3点あります。
まず一つ目です。
IQOSで一つ心配なのは、私の周りで故障の話を聞くことが非常に高いということです。最長1年間の保証期間中に壊れる話を他社の商品と比較してとても多く、例えば充電が不可となったり、加熱ブレードが破損したりなどケースが複数あります。
IQOSが親機、子機のように分かれており、かつ稼働箇所、摩耗箇所が多いためと、かつ全体的に使用者が多いためという部分もあるとは考えます。私の職場のメンバーで、IQOSを使用する方は6名おりますが、その中で4名が破損により無償交換を行っています。
しかし、Ploom TECH(JT)やglo(BTI)は故障の話はほとんど聞くことがありません。
この通り、1年間の無償交換による利益の圧迫が少々怖くマイナス点ですが、今後は商品の品質向上による故障・破損の減少が高まれば、収益の向上につながると期待しています。
2つめです。
あと、PM株安の要因としてタバコの出荷量の減少が挙げられていますが、IQOSが普及する以上は避けられない要因があります。なぜならIQOSはチェインスモークと呼ばれる2回吸いが出来ないことと、味の濃さ、ニコチンの量が多く、一回で満足することが挙げられます。
なお、2回吸いが出来ない理由は以下の通りです。
①IQOSを吸う
②充電する(約5分程待機)
③IQOSを吸う
充電で5分と長い時間の待機を余儀なくされるため、紙たばこでは出来た2回吸いが億劫となります。仕事中では余計な時間を消費してしまうため、そう簡単には出来ません。
以上により私はIQOSに変えてからタバコの本数が40%ほど減りました。
3つめです。
今年から来年にかけて、JTの猛攻が予想されます。
まず今年にはPloomTecの全国展開が行われます。今までは一部地域と一部店舗のみで入手が可能でしたが、2018年7月までには全国のコンビニエンスストアにて販売が行われる見込みとなっています。
そして次に下記の新商品追加が2つあります。
・IQOSと同様のスティックを加熱するタイプ
・PloomTecのリキッド増量、喫煙感を高めるタイプ
特にIQOSと同様の加熱するタイプは競合商品としての方向が強いため、勢力図の変化が生じるかもしれません。
また通常のPloomTecは味が薄いと揶揄される程ですが、新商品でどこまで喫煙者の心を掴めるか…となります。
- 最後に
あまり数字やグラフもなく主観論が多めになりました。
主観的な記事を書くとマイナス要素が凄く出そう…と思ってましたが、案の定でした。しかしIQOSはまだ普及の余地もあるため、配当を期待しつつホールドを決めます。
そもそも私はPM、JT、BTI、3銘柄を保有しているため、3社の株価の上昇と下落、そして配当を楽しむ位のスタンスです。
締めとして、タバコは健康を害し、そしてお財布も害します。喫煙者の私としては皆様が手を出す環境、状況にならないことを願うばかりです。