リバランスの必要性。その理由の一つは価格変動によってリスクとリターンが変わるためである

雑記

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こと投資においては、様々な金融商品を購入してリスク・リターンを調整しつつ、ポートフォリオの構成を図ります。

ですが相場は常に変動するため、価格の上昇があれば、逆に下落するものもあり、それぞれの商品が波の様に激しくうねることから、構成したポートフォリオは様々な変化を見せつけてきます。

そしてこの波によって偏ったバランスを修正することをリバランスと言いますが、今回はそもそものリバランスをする必要性についてを記述していきます。

リバランスの必要性とはポートフォリオ上の価格の変動によってリスクとリターンが変化するから

リバランスの理由については諸説あるのは事実ですが、その中で一番の理由を挙げるとすれば、価格変動によってリスクの度合いが変化してしまうから、という事が挙げられます。またそれが原因でリターンも変化してしまいます。

そもそもの話ですが、金融商品はそれぞれにリスク特性があり、それによってリターンが市場などによって決められていく性質が強く表れます。つまり投資においてポートフォリオに組み入れた商品それぞれに、その特性が存在するという事です。

その特性の例を挙げるとすれば、株式には高リスク高リターンというのが通説であり、また債券にはその逆の低リスク低リターンという特性があります。さらに円に至っては低リスク無リターンとも言える、という事です。

一般的にはこれらを組み合わせてポートフォリオを構成しますが、当然ながら市場の変化によって価格は変動します。そして厄介なのが、この変動によって株式部分だけが上昇して言った場合はポートフォリオ上のリスクが変化してしまうのです。

リバランスを怠るとリスクを抱え込むこともある

株式50%、債券50%というバランス型の組み合わせたポートフォリオを考えるとしましょう。

そして市場の変化により以下の変動になったとします。

  • 株式:70%
  • 債券:30%

これは株式が激しく上昇したケースが考えられますが、このような比率となってしまった場合には株式の高値リスクというものを抱えてしまいます。

これは株式の比率を多く持つことにより下落のリスクを抱えてしまう、という内容になります。これを放置した場合、市場の急落があった際には株式の比率が多いことにより、大きい下落のダメージを強く受けてしまう事となります。

そして、そもそもの話ですが、ポートフォリオを構成する場合にはリスク許容度を決める必要があります。これは個人によって資産、収入、家族構成などが異なるため千差万別ではありますが、状況によって考慮することです。

資産が半減しても問題ない、10年でも20年でも保有は大丈夫と言えるほどリスクを負う自信がある場合は問題ありませんが、資産が長期間落ち込む場合はライフプランに致命的な傷を負う方もいるでしょう。

そのためリバランスによってリスクとリターンのバランスを保つことが非常に重要であり、これを怠ることによって致命的なダメージを負う可能性が出てしまいます。




■リバランスは難しい。適度に実施する

頻度は個人ごとのアセット・ロケーション、ポートフォリオ、購入する商品等によって異なってきますので簡単な解はありませんが、私の知る限りでは3ヶ月に一回、6ヶ月に一回、12ヶ月に一回など、様々な方法でリバランスを行う方法があります。

ただし購入時の手数料との整合性を取る必要もあります。リバランス頻度を多くすれば手数料によって削られる可能性もあるため、多く行うことが良いという訳ではありません。

また積み立て投資などの背景もあれば計算は混迷を極めます。そして個別株であればセクターなどの概念も出てくるためややこしい事この上ありません。

ちなみにバランスファンドであれば一括でリバランスを行ってくれる、この点が非常に強みになります。そして私が債券系などの投資信託記事において2~8均等をよくお勧めする理由は、このリバランスがあるからです。

■終わりに

月並みはありますが、投資は政治・経済という不確定要素が伴うため、自己責任という表現になることをご容赦ください。

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