訳があったり、又はそうでなかったりして、今回は激しく久しぶりの投稿となってしまいました。
2020年12月頃の頭にPCが頻繁にハングアップするようになり、一時的に起動すら出来なくなりましたが、CPUの温度周りが怪しいと思った事から、CPUクーラを新品に取り換えて2週間ほどで安定した動作となり、復旧しました。
そこからは相場に向き合うために情報を集める事に徹していましたが、時間が経つにつれて相場が訳の分からない急激な変化が生じている様に感じ、少しづつ「おかしな事になってきた」という感覚が強まりつつある相場である様に思います。
その中で特に懸念を覚えつつあるのが、米国国債の利回りの上昇です。米国国債10年については利回りが1.5%を超える様な急激な上昇に見舞われており、株式にとってはあまり良くない展開となっています。それ以外の国債も上昇していますが、長い先のインフレの可能性を見越した形なのか、はたまたそうでないのかは分かりません。
ですが国債利回りが上昇すると、株を買うより国債を買った方が安定して利益が得られるという状況にも繋がるため、株の利点が薄くなるのが厄介です。また金利が将来的に上昇するという指標にもなることから、将来はお金が市場から減っていくという事実と可能性を示唆する事にもなり得ます。
しかしこの金利上昇(インフレ懸念)というのは、コロナ禍が終了した後の世界を見越し、観光等の需要が急激に上昇する事を考えている部分が強いと思っています。要は今のところは供給サイドが縮小せざるを得ない状況の中で、将来の需要に対応しきれるかどうかという所でしょうか。
でも今の生活に慣れてきている状況を考えると、そう簡単に元の生活に戻るのだろうかという懸念もあり、本当に米国債が示す通りのインフレが発生するのかという部分は懐疑的にも思えます。しかし、米国10年債と言う長い期間を示す指標において、10年の間に発生しうるインフレを考慮しているのかもしれません。
そしてインフレと言えばコモデティの金がありますが、厄介な事に、これが上手い動きをしていないのですよね。金はインフレベースで価格が上がるはずなのに、国債の動きとは別に価格が下がっている様にも感じるので、金はインフレを見越していない動きをしているのではないでしょうか。
それ以外にも不思議な点を挙げるとキリがないのですが、要は、今の相場は訳が分からず、極めて気持ちが悪いという印象があるのです。
そういう事もあって、私は現金の比率がかなり多く増えているというのが現状です。口座に現金を今ほど多く貯めたのは投資人生で初めてです。
そしてワクチンの効果を示す各種エビデンスの数値が現時点ではかなり高く、大きな変化をもたらす可能性すらあります。この点は素晴らしい事この上ないですが、これも株式市場にどの様な影響を及ぼすのか、注視する必要がありそうです。