SFPホールディングスの株主優待を受領したため、ブログ記事を上げる事にしました。
略してSFPはクリレス(クリエイト・レストランツ)の子会社であり、初見ではその関係に気付きにくいですが、立派な存在感を持つ外食企業です。
4000円分の株主優待を受領
2019年8月には100株保有していたため、4000円分の株主優待を受領することができました。なお、受領した優待券は以下の通りです。
1000円×4枚となっており、100株の保有にしては多めの優待となっています。
ちなみにSFPの優待券を使用して食すことの出来る例を挙げると、以下の様な店舗で優待券を使用することが可能です。
- 鉄板焼き、鳥のから揚げ、居酒屋、お寿司、ジンギスカン、定食屋
主には居酒屋がメインであり、それ以外は店舗数が少ないため、少々限られているという印象があります。
ちなみに主力は磯丸水産であり、次点は鳥良といった所ですが、ここでも形態としては居酒屋という色が強いため夜がメインとなりやすい印象を持ちます。つまり多種多様であるクリレスと比較すると、SFPとは方向性に違いがあることが分かります。
そしてSFPはクリレスの子会社であることもあって、クリレスの株主優待はSFPの店舗にて使用が可能です。しかし逆に、SFPの株主優待はクリレス所属の店舗では使用できないという欠点があります。このため、使用の際には事前に確認しておく必要があるでしょう。
今回の株主優待は
基準日 | 2月末日 | 8月末日 | |
贈呈時期 | 6月上旬 | 11月中旬 | |
保有枚数 | 100株~499株 | お食事券 4000円分 | お食事券 4000円分 |
500株~999株 | お食事券 10000円分 | お食事券 10000円分 | |
1000株以上 | お食事券 20000円分 | お食事券 20000円分 |
100株保有するだけで、年間2回のお食事券(4000×2)を受け取ることが可能であり、これがSFPホールディングスの強みとなっています。
なおクリレスの優待は100株で年間3000×2となっていますが、子会社のSFPの方が4000円×2と拡充した形で受領することが出来ます。しかし、前述の通りクリレスの優待券と比較すると使用可能な店舗がいくつか限られていることから、その点は注意が必要です。
つまり、クリレスは少しだけ贈呈金額が少ないけれど使用できる範囲は広い。変わってSFPは贈呈金額が多いが使用できる範囲は狭い、という事です。
ちなみに配当金額はクリレスよりSFPの方が2倍ほど多いことから、株主還元には力を入れている企業と言えるのではないでしょうか。
SFPホールディングスの株主優待はオススメできるか
100株で年間8000円の株主優待を受領できるため、持っていて楽しい株主優待という所感があります。ただし株価が上がり続けた事により、過去に比べると利回りが減少して少しだけ魅力が薄まった事実もあります。また近くに店舗が無いと利用する機会が限られてしまうため、お住いの地域によっては利用価値が変わってしまうかもしれません。
なお、2019年の中間決算では前年と比較して売上高は増加しており、少しばかり好調であることが見受けられますが、消費税増税の影響が今後どの様に出るのかを注意する必要があります。
親会社のクリレスは有利子負債が余剰金の2倍強と多くレバレッジを掛けている様ですが、SFPについては有利子負債が余剰金の8分の1とかなり低いため、財務のやりくりは上手く調整している印象です。このため直近で株主優待の改悪は無いのではと思っています。
また今期では長野県の飲食企業を買収しており、地方で活躍する飲食店を確保していることから、今後の計画を模索しつつあるような印象もあるので、都心部への出店などを期待したい所ではあります。
なお、これは全く関係ない事ですが、今年の5月に届いた株主通信には社長からのメッセージに「筋肉質」というパワータイプの単語があったため、今回も「筋肉質」かもしれないと思って開いたのですが、しかし今回の株主通信には「筋肉質」という単語が使われていませんでした。
「筋肉質」以外の力強い単語が隠れているのではないかと思い、3回ほど社長のメッセージを見ましたがその様な単語は見受けられず、ちょっぴり寂しい思いをしつつ4000円分の株主優待を見つめる金曜日の真夜中なのでした。
最後に
優待関連の記事一覧を以下に貼り付けておきますので、お時間のある際に拝見していただけますと幸いです。