【日本株ETF・1652】ダイワ上場投信-MSCI日本株女性活躍指数(WIN)の評価

2020年4月20日

今回のブログ記事はダイワ上場投信-MSCI日本株女性活躍指数(WIN)の私的評価を記載して行きます。

以下より内容を記載していきます。なお、本記事の情報は2019年3月9日時点での情報となります。

基本情報

対象インデックス MSCI日本株女性活躍指数
コード 1652
構成銘柄数 215
分配金利回り 約2.1%
純資産 12億円
信託報酬 0.162%
分配頻度(確定月) 年2回(1、7)

信託報酬は0.162%と十分な程に安い状態です。なお純資産については12億円とまだまだ低い状態ですが、設定日が2017年9月25日であるため、少しづつ資産が流入している状態と言えます。

分配金利回りについては約2.1%とそこそこであります。なお分配頻度は年2回であり、1月・7月に設定されています。

上位10銘柄

銘柄 比率
トヨタ自動車 5.1%
花王 4.1%
リクルートHLDGS 3.2%
KDDI 3.2%
東京海上HD 2.6%
資生堂 2.5%
アステラス製薬 2.4%
HOYA 2.3%
NTTドコモ 2.3%
ダイキン工業 2.1%

大企業群で構成されており、1位はトヨタというのが少しばかり驚くと共に、納得もする部分でもあります。また医薬品などに関連する銘柄が目立ちます。

セクター構成

業種 比率
化学 13.4%
医薬品 9.2%
サービス業 7.8%
情報・通信業 7.7%
電気機器 7.6%
保険業 6.7%
輸送用機器 6.0%
銀行業 5.5%
機械 5.3%
その他 30.4%

化学、医薬品の比率が多く、性別問わずで優秀な方が入社する企業が多い印象です。それ以外は分散傾向にある数値です。

この指数の銘柄選択方針

このETFで使用する指数には、銘柄選択方針が以下の通りに示されています。

  • 時価総額上位500銘柄(MSCIジャパンIMIトップ500指数)を対象とする。
  • MSCI が新たに開発した性別多様性スコアに基づき、業種内で性別多様性に優れた企業を選別して構築される
  • MSCI ESG リサーチが非常に深刻な不祥事を起こしている、あるいは人権や労働者権利において深刻な不祥事を起こしていると評価する企業は対象外となる

引用:MCSI MSCI日本株女性活躍指数 (WIN)

とにかく時価総額が高くなる大型株が選好され、性別の比率が偏らず、不祥事や人権に関わる不祥事を起こしていない銘柄が選択されるという事です。

なお性別多様性スコアには様々な項目がありますが、その一部で目立つ部分をピックアップすると以下の通りとなります。

  • 女性従業員の平均雇用期間
  • 男性従業員の平均雇用期間
  • 性別多様性のスコア
  • 取締役会における女性役員の数
  • 新規雇用者における女性の数
  • 従業員の性別多様性に関するポリシー及び管理体制

詳しい数値がないためハッキリとは言えませんが、とにかく性別による数の極端な偏りがないことが重視されている印象です。

分配金の推移

決算日 分配金
(10口あたり)
合計
2018年7月10日 176 399
2018年1月10日 223

大企業の詰め合わせというだけあって、冒頭の通り分配金利回りは2.1%と日本の大企業詰め合わせらしい数値です。分配金が出過ぎず、出なさすぎず、つまりバランスを取っているという事です。

トータルリターン

配当込みのトータルリターンを、同じ日本株に投資するという観点でTOPIXと比較して確認しましょう。なおデータの関係上、両方ともダイワのETFを用いて比較しています。

ETF リターン(年率)
1年 3年 5年
ダイワTOPIX -7.2% 31.6% 46.2%
ダイワMSCI日本株女性活躍指数 -4.7%

1年リターンではTOPIXよりマイナスを緩和しており、十分な値動きをしていると言えます。女性活躍指数の方は大型株でも上位の銘柄を選考しているため、比較的に値動きの低い銘柄に偏っていることに繋がることから、マイナスを緩和できたことと推測します。

しかしまだ設定日が浅いため、このETFのリターンについては今後も継続してみて行く必要があるでしょう。

ちなみにTOPIXの方はアベノミクス等の異常相場の値が載っているため、ここまでのトータルリターンは特殊であるとの見方が良いでしょう。今後この様なリターンが出ることは難しいと考えます。

総括

大型株に偏るタイプのETFとなりますが、厳しい市場展開に揉まれた期間となる1年リターンではTOPIXより上回る成績を残しているということ、そしてESG投資が関連するものであると考えると、今後の展開が注目される銘柄です。

私が注目するのは、性別に左右されにくい企業群で構成されているという部分です。これは思想が偏らず、中立的な観点から一方的なバイアスが掛かりにくくなること、そして今後はハラスメント等による監視と、それによる社会的圧力が非常に強くなる傾向が続きと見ているため、その統制が取れやすい企業が継続的に利益を上げて行きやすくなるのではないかと考えているからです。

個人的な見解になりますが、まず男性・女性は必ず特徴の違いがあるという点は必ず認識しなければならないという前提を踏まえ、その中でも「優秀」な方は性別を問わず活躍していくべきだ、と考えています。

この「優秀」と言うものは仕事が出来るという観点もそうですが、もちろん精神的な部分も含まれます。これは周りに良い影響を与えることが出来るという事です。その様な方々が社会にて活躍していくべきですが、これは企業での話でも同様であるべきです。

終わりに

月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。