日経ダブルインバースの特徴、仕組みとは-先物の売買を行うタイプの商品

雑記

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株式には買い・売りの2種類が存在しますが、ダブルインバース系は売るタイプの金融商品となっています。

この商品が設定された事によって、個人投資家でも簡易的に売りの側へとつくことが可能となりました。売る側の行為は少々難しいイメージが付きまといますが、それによって利益が得られるという事も事実です。

とはいえ簡易にオススメできるようなモノではありません。ですが折角の金融商品ということもあり、今回はダブルインバースについて記述することとします。

日経平均株価がマイナスとなった場合、ダブルインバースはプラスとなる

日経平均とは逆の-2倍の動きをするのがダブルインバースの動作です。つまり以下のような動きをします。

  • 日経平均が+100となった場合:ダブルインバースは-200
  • 日経平均が-100となった場合:ダブルインバースは+200

ただし市場の取引状況によっても結構な差異がでるため、完全にその動きが再現されている訳ではないというのも特徴です。

実際は先物を売買している

ダブルインバースとしての動きを再現するために、先物を売りの方向にバイアスを掛けて売買を行い、日経平均がマイナスとなった際に利益が出るように設計されています。

そのためETFなどを購入する場合は、実際は少額で先物取引を行っているようなイメージとなるでしょう。

もし日経平均先物を通常通り売買すると、日経225先物で1000万単位での売買となり、日経225ミニでさえ100万単位となるため、まず資金の用意自体が難しく、その価格変動による利益・損失も莫大です。

ですがダブルインバースETFなどであれば少額から先物取引をすることが出来るとも言えます。



長期で保有するタイプではない

先物を取引するタイプであるため、基本的に長期での保有とするものではありません。

これは配当などによってインカムを生み出すものではない事も理由として挙げられますが、先物の売買を含む信託報酬によって削られていくという観点もあります。

そのためインバース系の商品は短期決戦型となりやすく、株価のうねりを見極めつつ、適宜売買を行う必要があります。

最後に

ダブルインバースについてはテクニカルな投資技法を求められるため、利益を高い頻度で出すのは非常に難しいです。これは利確、損切りの判断が短いスパンで求められること、そして徹底したルールの策定なども行う必要があるからです。

つまり人と市場の感情がタップリと入った売買履歴の平均移動線など基準点として用い、そして売買基準を定め、それに従い続けること。そして感情を制御する。その上で何百回という取引を重ねる。

この様なスタンスや手法を獲得する必要があるため、経験を得た上で利益を出していくようなものであり、そのためダブルインバースは玄人向けの金融商品と言えるでしょう。

更新等について

なお、この数日間は仕事とプライベートが多忙を極める状態となるため、3日間ほど記事の更新をお休みします。次回の更新は2月20日あたりを予定しています。

また月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。

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