今回のブログ記事は、バンガード・S&P500 ETFの私的評価を記載していきます。
早速内容を記載して行きますが、本記事の情報は2019年2月4日時点での情報となります。
基本情報
| 対象インデックス | S&P 500 Index |
| 構成銘柄数 | 509 |
| 分配金利回り | 2.08% |
| 経費率(信託報酬) | 0.04% |
| 分配頻度(基準月) | 3月、6月、9月、12月 |
| 投資対象 | 米国 |
分配金利回りは1~2%台とそこそこの値を推移するのがS&P500ではありますが、S&P500は少しばかりの配当金を受けつつ、値上がりを主体として見て行く傾向にあることから、この値でも十分だと言える程です。
また構成銘柄数は509となっていますが、分散性としては十分すぎる程です。また多くは大型の企業群で構成されています。
そして信託報酬は0.04%と非常に低く設定されています。これは他社との競争によってこれだけ下げられたという事もありますが、S&P500に投資する商品には凄まじい資金が集まっていることも、信託報酬を下げる事が出来る理由の一つです。
上位10銘柄
| 順位 | 保有銘柄 | 構成比 |
| 1 | マイクロソフト | 3.71% |
| 2 | アップル | 3.36% |
| 3 | アマゾン | 2.91% |
| 4 | バークシャー・ハサウェイ | 1.81% |
| 5 | ジョンソン&ジョンソン | 1.63% |
| 6 | JPモルガン・チェース | 1.53% |
| 7 | アルファベット C(Google) | 1.50% |
| 8 | フェイスブック | 1.48% |
| 9 | アルファベット A(Google) | 1.47% |
| 10 | エクソン・モービル | 1.36% |
上位10銘柄の構成においてはハイテク系が多く支配しており、値上がりの見込める企業群を主体として構成するイメージです。
一部日本に住む我々にとっては馴染みのない企業もありますが、どれも超が付く程の素晴らしい企業群です。
セクター比率
| 産業別構成 | 比率 |
| 情報技術 | 20.1% |
| ヘルスケア | 15.6% |
| 金融 | 13.4% |
| 通信サービス | 10.1% |
| 一般消費財 | 9.9% |
| 資本財 | 9.2% |
| 生活必需品 | 7.4% |
| エネルギー | 5.3% |
| 公益 | 3.3% |
| 不動産 | 3.0% |
| 素材 | 2.7% |
上位10銘柄の方でも見えていた部分ですが、情報技術(ハイテク)が1位となっています。
次にヘルスケア、金融大国の一面を持つ米国らしさが漂う金融と並びます。もちろんこの比率も市場の状況によって変化するでしょう。
トータルリターンは当然ながら高い
今までの実績を確認することを目的として、S&P500のトータルリターンを確認していきましょう。なおデータはヴァンガード公式より取得しており、2019年1月末時点でのデータとなります。
| ETF | 年率平均 | |||
| 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | |
| VOO | -2.35 | 13.98 | 10.92 | ― |
上記は年率でのリターンとなるため、もちろんマイナスとなる年もあります。
1年リターンについては2018年の調整相場があったため、流石のVOOでもマイナスとなっています。ここは致し方ない部分です。
しかし3年以上の長期となると、恐ろしいほどのリターンが得られている事になるのが、S&P500指数の凄い所です。人気が高く資金が集まる理由も納得です。
ただ個人的には、上記のデータを鵜呑みにすることなく厳しく見積もった方が良いと考えています。何故なら米国は何かと様々な問題を抱えている部分もあり、手放しで褒めることは出来ないからです。
あくまで米国企業の一つが、と言う話ではありますが、米国企業はリーマンショックを引き起こしたという汚点とすべき実績もあります。また今後は法人税減税によって米国政府自体の財政状況の悪化も考えられます。
そのため10年リターンで良くて7%に推移するくらいの見積もりが良いのではないかなと考えています。これについては、今までが異常でした、という感じで厳しい見方をしておく方が、今後なにかあった時に心構えができるためです。
総括
本来は紹介する必要が無いくらい有名な信託報酬が低いETFで、ドル建てでS&P500を保有するのであれば最適解の一つです。もうこの一言で終わりとなってしまうほどです。
S&P500は有名なウォーレン・バフェットの遺言で取り上げられていたり、また米国自体が好調である、そして実績が積み重なっている部分があって、資金が集まってリターンが高くなっている所はあります。そして資金が集まり過ぎていることもあり、それが指数自体を引き上げているという欠点が昨今では指摘されつつあります。
つまり指数自体に資金が集まっているという事はいつか流出する恐れも考えられます。ですがそのケースにおいては、別の株式以外のアセットに資金が流れるというケースを除き、別の指数に転嫁される事が考えられます。
しかしそれは20年以上などの景気サイクルが何巡かする程の長い年月で、S&P500を超える実績を上げる事が出来た凄まじく優秀な別の指数となるでしょう。しかしそれは非常に困難な指数の運用が求められることから、代わりの効くものが現れるかについては、絶対とは言えませんが長期的には可能性が低いと考えます。
終わりに
投稿した全ての米国株・ETFの評価記事を以下に貼り付けておきますので、お時間がある時にご確認を頂ければ幸いです。
また月並みではありますが、投資は政治・経済に大きく左右される先の見通しが極めて困難で混沌とした世界であるため、確証が得られません。そのため投資は自己責任でお願いしてしまうことをご容赦ください。
