前回の更新から1年も経過したことに気づき、あまりにも長くサボりすぎたと反省しつつ、今後もしばらくは更新頻度は低くなりそうです。
それはさておき、この1年での市場が凄まじく変化しており、もはや先が読みにくい状況にあります。コロナも相変わらず厄介な事この上ない環境をもたらしたこと、更に情勢が大きく変化して戦争が発生していることは、現在進行形で世界が様変わりしていると言えるレベルになっている様に思えます。
日本市場はパッとしないレンジ相場に見えつつも、天井を少しづつ下げている様に見えて重さを感じつつありますが、特定の銘柄は堅調に推移していることもあり、資金の流れが特定のセクターに入り込む様に変化している様に見受けられます。
そしてマザーズに関しては一人リーマンショックの様な恐ろしい下げを演出し、去年の高値から1300→640という2分の1以下も下げるという凄まじい状況となっており、もしかしてこれは世界市場の先行指数なのか、と思えてしまう程の迅速で強烈な動きをしています。
変わって米国市場もベア相場の様相を呈しており、徐々に高値が切り下がるような動きを続けています。この状況は様々な理由があるにせよ、主には金利上昇局面でなので仕方ないと割り切ることも必要な環境であり、ましてや今回は政策金利を0.5づつ上昇させるという大急ぎでのインフレ退治を行っているため、荒れるのはどうにも仕方ない。
他にも書きたいことはありますが、要は一言で表すと、今は市場環境の変化が大きすぎる。これに尽きるということを言いたいわけです。ある意味で下げがきついので投資のチャンスが訪れつつあるのかもしれませんが、しかしこんな状況ですから原点を思い出して、投資には長期・分散・積立が必要だと思う次第です。
コロナが流行ってからずっと感じていることではありますが、今まで常識であったことが数分後には非常識になる頻度が多くなってきたことから、今までの感覚で動くと市場のうねりにやられてしまうのではと危惧しています。今まで株式のみに投資していましたが、もしかすると金が更に輝く時代が来るかもしれませんし、逆に債券に光が差す日が来る可能性だってあるかもしれません。
つまり、これから更に大きな変化が生じる可能性も高く、何があっても良い様に適度に分散しておく必要があるのではないかと思う次第です。
そして最近は円安が進み、為替の情景が様変わりした様にも見えます。こうなった理由に金利環境(マネタリーベース)の変化が挙げられるでしょう。これに関しては直近の生活が圧迫されますし、また輸入関連のコスト増に繋がることもあり、非常に厄介です。
念のため円安は一概に歓迎もしにくい、と前置きはしておきますが、しかし、円安に関しては偶然にも環境が適合した結果であると思っており、20~30年近くに渡り耐えてきた為替が、今ようやく日本は許されたのかもしれない、とも考えている部分があります。