IPO投資は難しい時代に移りつつあることを覚悟する必要がある

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ソフトバンクの初値が非常に厳しい展開となった事は記憶に新しい出来事ではありますが、それに続いてポートと自律軌道制御システム研究所のIPO2銘柄が、上場日にストップ安になるという困難な展開となりました。

その状況を見つつ思う事は、日経平均やNYダウなどの指数が酷くなる状況が今後も考えられるため、その地合いの悪さからIPO投資もローリスクの閾値が上がり、つまり銘柄選定を厳しく見ていかなければ利益を出すことは難しい状態となってきたと、実感しています

とにかく地合いが悪い

ソフトバンクに関しては諸々の最悪な状況が重なった事もあって、下がる理由も少々仕方がないとして諦めるしかない位のものでした。

しかしその後のポートと自律軌道制御システム研究所の2銘柄は、公募株式数が多いなど欠点はあったにせよ、少し前の相場であればストップ安になるような銘柄ではありませんでした。

それぞれの銘柄に色々と悪条件はあるのですが、しかしこれらに悪影響を及ぼした主な共通の要因としては、地合いが最悪であったという事です。

この地合いの悪さについては、米国の金利に対する市場への影響や、米国の政治に関するものなど様々な要因が重なっている部分がありますが、それらが日経平均やNYダウの指数を押し下げていますが、2018年のチャートのパターンを崩しつつある混迷した状況となりつつあります。

そのため今後もこの状況が続く可能性があり、私たちはこの環境に適応し、IPO投資を行っていく必要が出てくるでしょう。




様子を見つつ、新しい基準を構築する必要がある

様々なサイト様ではIPO銘柄のランク付けをされておりますが、もちろん私自身もその評価を参考にさせて頂いています。

その評価を参考にする作業と並行して、私自身でもランク付けをして総合評価を行っておりますが、そのランクをS~Dの間としていました。

そして今までのIPO参加の方針として、基本的には自己評価がBランク以上、かつREIT以外のものしか参加しないように制御してきましたが、昨今の状況を考えるとこの自己評価を見直す必要があります。

それはB+ランク以上や、Aランク以上など銘柄を厳選することを意味します。今後は抽選参加がリスクとなる銘柄が増えることが予測されるため、その抽選参加の閾値を厳しくすることで、少しでも利益が出る可能性を高める必要があるという事です。

しかし今後のIPOの傾向もかなり変わる事だって考えられますので、件数を重ねつつその推移を見極める必要もありそうです。

つまりIPO投資は厳冬期となる可能性があり、その時期を耐える基準を構築しつつ、再び復権の時代となるまでとにかく慎重に、抽選参加をしていくことが求められるでしょう。

(なおソフトバンクはお祭り銘柄であったため参加し、結果として損をしています)

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