商品比較から見るiDeCoにおすすめの証券会社は-第三位までピックアップ

投資信託

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iDeCoを始めるにあたり、口座を開設する証券会社によって購入できる投資信託がかなり変わってきます。

どの証券会社がベストか…と言われると退職金や給付方法などから個人に依存する部分があるため、万人にベストであるという結論は出せません。

しかし購入可能な投資信託、つまりラインナップからある程度絞ることが出来ますので、つまり今回の記事は購入可能な商品の観点から私個人の偏見が混じったおすすめ証券会社を第三位までピックアップします。

なお補足事項として、本記事は2018年12月16日時点での情報となります。

1位-SBI証券(セレクトプラン)

SBI証券のiDeCoには、以下の通りプランが2つ存在しています。

  • オリジナルプラン
  • セレクトプラン

この2のどちらかを選択することによって、購入可能な投資信託がかなり変わってきます。

最初はオリジナルプランのみ存在していましたが、楽天証券や松井証券など、その他の証券会社がiDeCoに強力な投資信託を組み合わせてリリースしてきたため、SBI証券もラインナップの充実を図る形で対抗するため、セレクトプランをリリースしたことと推測します。

そして本題に移りますが、なぜSBI証券が1位なのかというと、それはセレクトプランにおいて購入可能な投資信託が優れたラインナップであるからです。

その優秀な投資信託をピックアップして以下に示します。

商品(セレクトプラン) 信託報酬
(税込)
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
(愛称:雪だるま(全世界株式))
0.15%程度
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772%
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.15336%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772%
eMAXISSlim米国株式(S&P500) 0.1728%
eMAXISSlimバランス(8資産均等型) 0.17172%
iFree NYダウ・インデックス 0.243%
セゾン資産形成の達人ファンド 1.55%
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.6%(±0.02%)

どれも年間コストとして掛かる信託報酬が非常に安く、肝心の中身も素晴らしい商品ばかりです。もちろん上記以外にも素晴らしい投資信託も多数存在します。

特にeMAXIS Slimシリーズが多いことが利点であり、このシリーズは低信託報酬で、実績のある指数と連動するものが多く、かなり先の時代まで戦えるシリーズであると考えています。

そしてセゾンバンガード・グローバルバランスファンドなどバランス型の雄として過去より君臨している投資信託などもピックアップされています。

これにより優秀な商品が非常に多く、商品選択に悩んでしまうくらいのラインナップであることが逆に弱点ともなりかねませんが、良いものをたくさん選択できるという点がSBI証券(セレクトプラン)を1位とする理由です。

2位-マネックス証券

全体的に良い商品が複数と揃っていることから、2位として選択しています。その商品群は以下の通りです。

商品 信託報酬
(税込)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772%
eMAXISSlimバランス(8資産均等型) 0.17172%
eMAXISSlim米国株式(S&P500) 0.1728%
たわらノーロード NYダウ 0.243%
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA 0.27%
ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり) 0.3996%

信託報酬が安いeMAXIS Slimシリーズが幾つか揃っており、SBI証券のラインナップと同様に長年戦える投資信託が多いのではないかと考えます。

DCニッセイJ-REITは日本の不動産に投資するため結構なリスク商品になる欠点はありますが、東証リート指数という申し分ないインデックスに連動する商品です。

そして金投資には、信託報酬の安いゴールドファンド(為替ヘッジあり)がありますので、ポートフォリオの一部に添えても良い位です。

ただマネックスの弱い所は、バランス系の商品は個人的におすすめできるものが少ない所です。

3位-楽天証券

楽天証券を3位に選択した理由は、一部に強力な商品が含まれているからです。その選択できる投資信託の中で有名どころをピックアップすると、以下の通りとなります。

商品 信託報酬
(税込)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(全世界株式) 0.2396%
楽天・全米株式インデックス・ファンド(全米株式) 0.1696%
たわらノーロード先進国株式 0.2160%
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.71%

SBI証券に比べて数が少なめですが、どれも優秀な商品であることに変わりはありません。

たわらノーロード先進国は、SBI証券の方に存在するeMAXIS Slim先進国株式インデックスと同様のインデックスを用いているため、得られるリターンについてもほぼ同様に推移します。

しかし信託報酬を見るとたわらの方が高いことから、この点は少々弱い部分かもしれません。

そして楽天全世界、楽天全米はバンガードという米国の超有名な金融機関とタッグを組んで発売された商品ですが、この投資信託が買い付けるETFがとても優れているものです。

実は3位に楽天証券を選択した理由が、この楽天全世界、楽天全米があるからです。他の証券会社のiDeCoではこの2つが含まれておらず選択できません。

ちなみに楽天全世界、楽天全米は実質コスト(信託報酬以外に掛かる隠れたコストを含む、総合的なコスト)が0.5%近くと高めであったり、3重課税などの問題もありますが、今後の推移に注意する必要がある商品です。

総括

今回の購入可能な商品の観点での順位を纏めると、以下の通りでした。

  • 1位:SBI証券(セレクトプラン)
  • 2位:マネックス証券
  • 3位:楽天証券

やはりSBI証券(セレクトプラン)が強力なラインナップとなりますので、数年間は1位として君臨するのではないかなと思っています。

今回は特にeMAXIS Slimシリーズを主体として推している部分がありますが、これは先にも記載した通り長期で戦える投資信託であることが理由です。

純資産の増加もさることながら、資産形成として国が主導してリリースされたため、そう簡単には潰せないと推測されるつみたてNISAとiDeCoで購入可能であること、そして低信託報酬、かつ他が信託報酬を下げると追随して下げるような動きもしますので、老後付近までの超長期で保有するくらい戦えるのではないかと考えます。

ただ数年後はiDeCoの制度や投資信託業界に変化が起こっている可能性もあります。今まで注目されていなかった投資信託が大きい利益を叩き出したり、またはラインナップや他のサービスが今までにない面で充実する可能性もありますので、先の時代には全く違う証券会社が一位となる場合もあるでしょう。

ただ一度iDeCoを開始すると金融機関の変更はコストが掛かりますので、将来は不確定であることを考えると今あるベストな証券会社で口座を開設することが重要です。

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